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【終電の神様】阿川大樹さん 著

 


 

こんな時に死ぬなよ。

声を出して叫びたかった。

意識を失い、個室に移された病床の父のところへ、急いで向かっているのだ。

よりによってこんな時に電車を止めるなよ。

 

ー第四話『閉じない鋏』よりー

 


 

 

 

 

あと一本前に乗ってたら。

 

父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人ーー

それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が、事故で運転を見合わせる。

この『運転停止』が彼らの人生にとって思いがけないターニングポイントになり、そして....

 

あたたかな涙と希望が湧いてくる、傑作ミステリー。

 

 

 

25万部突破。【終電の神様】阿川大樹さん 著 

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通勤・通学で多くの人が利用する電車。

 

朝の通勤ラッシュだけでなく、帰宅時間や終電間際まで満員になることは日常茶飯事。

 

私も毎日満員電車に乗りながら、通勤をしています。

 

特に意識せずに電車に揺られながら電車に乗っていますが、この『終電の神様』で使われている言葉が満員電車に乗った事がある人なら非常に共感できるものになっています。

 

そんな共感できることが多い中で起きる、終電電車の緊急停車。

 

沢山の人を乗せた電車。車内にいる人にそれぞれの人生があり、緊急停車がその人にとってターニングポイントになることもある。

 

この本は、そんな終電電車の緊急停車から生まれるドラマを描いた作品になっています。

 

共感できることが多く、電車内で読んでいると本の内容が目の前で起きているように感じるので、非常に楽しめます。

 

感動のヒューマンミステリーとなっているので、満員電車に乗り、終電で帰宅したことある人は手に取ってみてください。

 

それが、あなたにとっての思いがけないターニングポイントになるかもしれません。

 

 

終電の神様 (実業之日本社文庫)

 

 

 

 

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